理事長 岩井正彦
当院は、今年、おかげさまで40周年を迎えます。
1981年に開院、特に法人の設立後から、数々の学びと気付きを戴き、社会の一員として、特に職業人としては、多様性を求められ、変化し、現在の歯科医療・医院を築いてまいりました。
2006年のアル・ゴア元副大統領の「不都合な真実」での気付き、欧米での予防歯科の学びは、ISO14001への取り組み、健康創造サロンの増築・改装などを伴い、安心・安全・環境から「健康を守り育てる」歯科医院として歩み続けております。
近年、欧米の研究からは、口腔を健康に保つことで、全身疾患の発症率が減少することがわかり、健康創りへの貢献、医療費の削減が可能なことから、我々、歯科の役割が非常に大きなものとなってきています。
当院では、これまで、健康な皆様がより健康に過ごしていかれることを願い、NPO法人を設立し、口腔ケアを通した健康増進の情報について発信・実施してまいりました。
近年は、当NPO法人とのグループ化を図り、これまでの予防歯科医療に、新たに「食育」の学びを加え、「口を命の入り口にするのか、病気の入り口にするのか」についてお伝えしていくことを展じてまいりました。
これは、皆様の健康に対する認識を高めて、食のあり方、口腔管理の必要性の見直しを図ることにより、歯を削ったり、抜いたりという歯科治療の介入を減らし、全身的にも薬に頼らない健康で健やかな生活を送っていただきたいという思いからでありました。
しかし、本当の意味での予防医療は、発育期も含めた、乳幼児期から必要です。
そこで、小児からの定期管理をしていくという「早期介入型定期管理システム」を企画し、これまでの体制に加え、整理を行っている所であります。
「早期介入型定期管理システム」とは、乳幼児期から食育指導、また口腔管理を行うことで、健全な口腔発育、そして、全身発育を導き、健全な生活を習慣化した、疾病に罹りにくい体をもった成人を育てていくシステムのことを言います。
日本の財政、社会保障制度は、益々厳しくなっていくと言われております。
そのため、「健康を守り育てる」には、健康を守り育てる生活習慣を理解し、疾病を寄せ付けない0次予防、生活習慣の改善を行い、疾病を未然に防ぐ1次予防が基本と考えております。
正明会グループでは、その基本概念にのっとり、健康のための定期管理について、来院していただいている全ての皆様に、理解を深めていただき、また、多くの方に広めていくことにチャレンジしていく所存であります。
以下は、「かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所」の趣旨を取組んでいくうえで、患者さん皆さんに、お伝えする、マニュフェスト5項目です。
- これまで、当院にて来院していただいておりました皆様及びそのご家族で、やむを得ず来院できない方の「口腔ケア」を強化すべく訪問診療を取り込む。
- インプラント・矯正診療等、特殊診療を受けられた患者さんに対して、より適切で効果的なメンテナンスをご紹介し、実施していく。
- 家族で来院されている患者さんに対して、「家族ルーム」を利用したメンテナンス並びに、家族単位でのケアを紹介し、実践していく。
- 定期管理型の予防システムについて、皆様に深くご理解いただくよう努め、理解していただいた方にはより充実したメンテナンスを受けていただくように実践する。
- 全ての患者さんに対し、口腔内状況に応じた、カスタムメイドの予防プランを提案し、必要な「ケアグッズ」をご紹介する。
以上を約束してまいりますのでご協力ください。
- 昭和48年
- 滝学園高等学校 卒業
- 昭和54年
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 昭和56年
- 岩井歯科 開業
- 平成06年
- 医療法人正明会 開設
- 平成14年
- 歯科医師臨床研修施設
- 平成21年
- 文部科学省許可財団法人日本余暇文化振興会認定
「健康・食育検定協議会 健康・食育シニアマスター食育の答」取得
- 平成21年
- 特定非営利法人 口腔の健康を通して地球環境を守る会認可
- 平成22年
- 食育の答 認定校OPEN
- 愛知学院大学歯学部 非常勤講師
- 滝学園 校医
- 宮田東保育園 園医
- 誠信高校 校医
- 愛知江南短大付属幼稚園 園医
- 日本歯科理工学会認定医
Dental Materials Adviser /
Dental Materials Senior Adviser - オーラルフィジシャン
- 公益財団日本生涯学習協議会
健康・食育シニアマスター - 日本歯周外科学会
- 日本歯科理工学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本ヘルスケア歯科研究会
- 米国財団法人野口医学研究所
- 日本家庭歯科医療研究所
- 家庭医療学会
院長 岩井孝充
理事長で前院長の父は、「人」とお付き合いすることが何よりも大好きで、「お口を健康の入り口にする」ことでヘルスプロモーションをすすめていき、「地域社会への貢献」をしていくという意思は健在です。
当院では、日本における予防歯科のパイオニアである熊谷崇先生と出逢って以降「歯科予防」を中心とした歯科医療を提供しております。
私自身も学生のころから歯科予防の重要性を感じ、これまでさまざまな歯科予防の勉強会に参加し、修練を積んでまいりました。
しかし、歯科医師として治療が出来なくては話になりません。
院長を継承するために、大学卒業後、最初に大学病院の補綴(ほてつ)科で7年間勤務し、研究・臨床を重ねました。
補綴(ほてつ)科では、歯が失われた部分を義歯(入れ歯)やインプラントなどで補う治療をします。
初めのうちは患者さんに喜んでいただける義歯を作ることで満足していたのですが、しばらくすると歯科医療の矛盾を感じ始めました。
歯を失って困っている人からお金をいただいて処置をするのではなく、初めから困らないように、歯を失わせないようにしてあげることが歯科医師の大切な役割なのではないかと・・。
いくら治療しても、根本原因を改善しない限り、患者さんは、痛い思いから解放されない・・・。
日本では20歳の時点で約90%がむし歯保持者。30歳以上の約80%が歯周病保持者。80歳以上の総入れ歯率はほぼ60%。これが現実です。このままではいけない!
痛みを取るだけではなく、痛まないように・・・
治すだけではなく、むし歯にさせないように・・・
歯を再現するだけではなく、歯を失わせないように・・・
それから大学病院の小児歯科学講座にて勉強するようになりました。
今の想いとしては口の中で困っている患者さんを作りたくない、小児から成人に至るまで、口腔管理を中心に、予防歯科を広めてこの世からむし歯をなくしたいということを真剣に考え、日々熱い気持ちを胸に診療に取り組んでおります。
皆様の大切な歯を預かる医療者として全身全霊で医療に向き合い生涯の主治として認めてもらえるべく日々研鑽を続けることをお約束します。
- 平成15年3月
- 私立滝学園卒業
- 平成20年3月
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 平成21年3月
- 愛知学院大学歯学部付属病院歯科臨床研修医終了
- 平成22年4月
- 愛知学院大学歯非常勤学部有床義歯学講座入局 助教
- 平成25年3月
- 博士(歯学)学位取得
- 平成25年4月~
- 愛知学院大学歯学部有床義歯学講座 非常勤助教
- 平成27年4月~
- 愛知学院大学歯学部小児歯科学講座 非常勤助教
- 日本補綴歯科学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本磁気歯科学会
- 日本小児歯科学会
- 愛知学院大学歯学会
- 日本ヘルスケア歯科研究会(認証医院取得)
- 愛知インプラントセンター
100時間コース終了 - 愛知インプラントセンター会員
- 健康・食育マスター2級・1級コース終了