家族みんなで虫歯を予防しよう
家族予防の効果をティースランドで検証しました
当院に通われている患者さんで、子供の虫歯菌の数(ミュータンス)を、子供だけ定期的に通っている場合と、家族で定期的に通っている2組で調査したところ、初診の段階では差がありませんでしたが、半年から1年後の結果では、家族で定期的に通っている子供の方が虫歯菌の数が少なくなっていました。
子供だけが歯医者に定期的に通っていても虫歯菌は増えてしまうのです。
3~5歳を対象とした、当院に定期的に通い、予防処置を受けているお子さんと、受けていないお子さんのお口の状態とむし歯の数を調査したものです。 1人当たり平均2歯以上の虫歯ができているのに対し、当院で予防処置を受けているお子さんは1人当たり平均0.8歯という結果が出ました。
家庭でのケアや規則正しい生活習慣に加え、歯科医院での専門的なクリーニングで、お口の健康状態を確実に得る事が出来ます。
ティースランドで予防についての正しい知識を学びませんか?
上の写真は、父親と母親とその子供(兄・弟)の口腔内になります。
歯並びや、前歯の初期むし歯が非常によく似た口腔内です。
唾液検査を行ったところ、リクス値が類似している箇所が多く、同じような生活習慣であれば、口腔内も似る可能性が高くなります。
また、子どもは養育者の影響を受けやすいと考えられます。
この家族のように、将来2人の子どもが親の年齢になったときに、同じ口腔内になる可能性が高くなることが予測されます。
上の図は、年齢別で虫歯を経験した歯の本数の平均を表したグラフです。
乳幼児期と学童期の虫歯の本数は1人あたり2歯以下を示しています。
保護者の指導や学校教育の正しい生活により虫歯の発生がコントロールされていたものが、青年期に移行するうちに生活環境や習慣が変化して虫歯が多くなってしまうことがわかります。
家族予防
ティースランドは「家族予防」をとても大切にしています
ティースランドでは家族で通院していただくことで、より健康なお子さんを育てることを目標にしています。
生涯健康な歯で食事や会話を楽しみ、微笑むことができたらどんなに幸せでしょう・・・そのために重要な最初のステップが、「健康な永久歯列の完成」です。
むし歯や歯周病、不正咬合などは急になる病気ではありません。
科学的なアプローチで対応し、医院での専門ケアを家族で取り組んでいただくことで病気を防いでいくことができます。
特に乳歯の生え始めから永久歯が完成するまでのお口の中は、身体が成長に伴う変化の大きい時期なので、その変化に合わせた対応が必要です。