食育が歯育にもつながる拠点を目指して
1人1人が健全な食生活を実践して、心豊かで健康な生涯を送ることができるよう、ティースランドでは歯の治療はもちろん、食べ方を主とした「食育」に力を入れています。
食べ物を食べる各器官の働きとそれに伴う味わいやくつろぎなど、成長・発達に応じた支援によって育んでいくことが大切です。食べ物と食べ方の知識と体験があって初めて、食が健全な心身の糧となり、豊かな人間性を育むことができると考えています。
乳幼児教育に力を入れると、お母さんを通じて家族の健康を守ることにも生かされていきます。
そこで、食育が歯育にもつながる拠点をしてティースランドを作りました。
母子の触れ合いを大切にするアタッチメント育児も取り入れ、妊娠中の母親を対象に赤ちゃんの骨や体を強くする食事の取り方、母乳や離乳食の与え方なども指導しています
覚えておこう!「食」で大切にするべきこと
同じ炭水化物でも脂質の割合の多い「パン」より、「ごはん」が断然オススメです。
理想のカロリーバランスにするためには、脂質をカロリー総量の1/4以下に抑えることが大事ですので、毎日食べる主食には脂質の割合の少ない「ごはん」を選ぶようにしましょう。
白米、胚芽米、玄米のビタミン、ミネラル、食物繊維を比較した場合、精製度の低い玄米が最も含有量が高いことがわかります。白米から胚芽米に変えただけでも、マグネシウムは約3.4倍、ビタミンB1は約4倍になるなど、摂取できる栄養素は飛躍的に増えます。
ちなみにカロリーに関していえば、玄米、胚芽米、白米ともほとんどかわりません。毎日食べていく、日常食のお米でこれだけ栄養価が違えば、健康に与える影響も少なくありません。
代謝とは、生体内で起こる化学反応のことで、体外から摂り入れた食べ物が体の中でいろいろな物質に変化していくことです。主に2つの役割があります。1つは新しい細胞が作られ、古い細胞が老廃物として排出される「物質交代」、もう1つは活動のエネルギーを生む「エネルギー代謝」の役割です。
代謝が不活発な状態にあると、肥満や生活習慣病、その他、不定愁訴の原因などにもなりかねません。
代謝を正常化することこそ、健康への第一歩となります。
代謝を正常に行うには、代謝をサポートする物質「ビタミン」と「ミネラル」が必要です。
食を「日常食」と「非日常食」に分けて考えるようにしましょう。
日常食は、「一番頻繁に食べる食事」「日々ベースとして食べていくもの」という位置づけで、定番化していることの多い朝食などが当てはまります。
その、日常食で代謝を活発にするものを食べれば、健康に大きなプラスとなりますが、反対に脂質の多いものを摂取していると、健康に対して悪影響が出やすくなります。
非日常食は、「たまに食べるもの」という位置づけで、たとえ健康に悪いと思っていてもたまに食べるぶんにはいいでしょう。
食事はエネルギーを吸収する活動であると同時に、エネルギーを消費する活動でもあります。
食事は体内を活発に動かす「体内エクササイズ」ともいえるのです。
体内エクササイズの消費量を大きくするには、5つのコツがありますので実践してみてください。