- ● 甘いものに偏った食習慣をつけないようにしましょう
- ● 果糖が多く含まれている果物や蜂蜜の摂取には、注意をしましょう
甘いもの好きの習慣をつけてしまうと、むし歯になるリスクを高めるだけでなく、お子さんの生涯の健康にとって、とても大きな障害になります。
甘いものの代表はお砂糖ですが、砂糖はからだの中でブドウ糖と果糖に分解されます。からだを動かせば、ブドウ糖は分解されるのですが、からだを動かしても果糖は分解されません。小腸から吸収された果糖は、肝臓で脂肪になりますが、肝臓の処理能力を超えた果糖は血液中に入って全身で糖化反応(グリケーション)を起こします。糖化反応は、糖がからだの中のタンパク質と結びついて老化物質をつくる反応です。これが怖い糖尿病の原因です。ふだんから砂糖や異性化糖(HFCS、ブドウ糖果糖液糖など)をたくさん摂っていると、糖化反応が進んでしまいます。